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さまざまな雪のフィールドで活躍! スノーシューの選び方

2024/11/21

雪山登山、バックカントリー、雪原ハイクなど、スノーシューはさまざまな雪のフィールドで活躍する道具。誰でも気軽に、雪の世界を楽しむことができます。スノーシューの選び方と、各モデルの特長をご紹介します。

スノーシューの構造と選び方

スノーシューの基本構造

フレーム・デッキ

金属製フレームの内側に保水しない生地(デッキ)を張ることで、雪との接地面積を増大させ浮力を発生させます。フレームとデッキを一体成型した樹脂製モデルもあります。

バインディング

靴を固定する器具です。テープだけで締めるタイプ、甲を包み込むフィット感の高いタイプなど、さまざまな形状があります。

クランポン(裏側の爪)

雪を捉え、歩行時のグリップ力を高めます。地形によって、適した爪の形状が異なります。

ヒールリフト

登高時に使用する金属線材で作られた機構。急傾斜を登る際のアキレス腱やふくらはぎにかかる負担を軽減します。

スノーシューのサイズと浮力

スノーシューが長いほど、デッキの面積が大きくなり浮力も高まります。

<コンパクトなスノーシューを選ぶ場面>
サイズがコンパクトになるほど軽量で取り回しがよくなり、急登や樹林帯など、変化の多い地形で歩きやすくなります。

<浮力の高いスノーシューを選ぶ場面>
ふわふわの新雪の上を歩くならサイズが大きく浮力が高い方が歩きやすくなります。

※アトラススノーシューは、サイズごとに適合荷重(荷物+体重)が設定されているので、選ぶ際の参考にしてみてください。

スノーシューのラインアップ

使用するフィールドや用途によって向いているスノーシューがあるほか、ランニングなど、特定のアクティビティ専用のモデルもあります。
画像をクリックすると、各モデルやシリーズの詳細をご覧いただけます。

         
金属フレームタイプ
樹脂フレームタイプ
スノーランニング
キッズモデル
パウダースノー
ワカンタイプ
フレーム自体がクランポンの機能を備え、高いグリップ力を備えます 穴をあけた樹脂フレームを採用する事により、高い軽量性を備えます スノーランニングに特化したモデル 子どもでも使いやすい専用モデル パウダースノーに特化したモデル 軽量で取り回しも良く、アイゼンが併用可能なため日本の険しい山岳地形で活躍
ラインアップ アルパインスノーシュー56 レンジBC レンジMTN ヘリウムBC ヘリウムMTN ヘリウムTRAIL スノーラン スノーシューKid's ヘリウムJr. アップランド カジタックス スノーシュー46 カジタックス スノーシュー56 クイックフィットワカン
品名 アルパインスノーシュー56 レンジBC レンジMTN ヘリウムBC ヘリウムMTN ヘリウムTRAIL スノーラン スノーシューKid’s43 ヘリウムJr. アップランド カジタックス スノーシュー46 カジタックス スノーシュー56 クイックフィットワカン
重量 1.72kg 1.65kg
(サイズ22の場合)
1.72kg
(サイズ22の場合)
1.34kg
(サイズ23の場合)
1.41kg
(サイズ23の場合)
1.40kg
(サイズ23の場合)
1.17kg 0.935kg 0.95kg 0.92kg 1.2kg 1.46kg 1.14kg
特に向いているフィールド・用途 雪山登山やバックカントリー 雪山登山やバックカントリー 雪原でのスノーハイキング  雪原でのランニング 雪原でのスノーハイキング パウダースノーのバックカントリーなど アイゼンを併用する険しい山岳地形
グリップ力 △(単体使用)◎(アイゼン併用)
装着しやすさとフィット感
携行性

アルパインスノーシュー56(金属フレームタイプ)

使用するフィールド

◆ピッケルやアイゼンを使用しない雪山登山、◆バックカントリー

軽量で取り回しのしやすい山岳用スノーシュー。硬い雪面にも対応するグリップ力の良さ、高い歩行性、携行性能を備えています。
【サイズ】20×56cm 【重量】1.72kg

特長と装着方法を動画でご紹介

アルパインスノーシュー56の機能

回転軸にフレックスバンドを使用。デッキが垂れ下がらず、深雪の急登でも快適な足運びが可能です。

フレームはノコギリ刃状で、固い雪面でのグリップ力を高めます。

4本の前爪と2カ所のクリートが加重時に雪面をとらえ、適切なグリップ力を発揮します。

ハーネスはフラットになり、重ねられます。

つま先にストッパーがあり、歩行時も靴がずれにくい仕様です。

剛性と軽量性に優れるT型断面のアルミフレーム。

ハーネスは保水しないエラストマー素材。凍結の心配がありません。

フレームは歩行時に左右が干渉しにくい、シェイプされた形状です

レンジシリーズ(金属フレームタイプ)

使用するフィールド

◆ピッケルやアイゼンを使用しない雪山登山(レンジMTNシリーズ、レンジBCシリーズ)、◆バックカントリー(レンジBCシリーズ)

剛性・軽量性・柔軟性が特徴のT型アルミフレームを採用したスノーシューです。ノコギリ刃状のフレームがしなることで、凹凸のある複雑な雪面を的確に捉え、トラバース時に強力にグリップします。

<レンジMTN サイズと重量> 
【サイズ】18×56cm(22)、20×66cm(26) 【重量】1.72kg(23)、1.83kg(26)
<レンジBC サイズと重量> 
【サイズ】18×56cm(22)、20×66cm(26)、21×76cm(30) 【重量】1.65kg(22)、1.81kg(26)、1.98kg(30)

レンジシリーズの共通機能

フレームが適度にしなり、凹凸や斜度がある地形でも柔軟に雪面を捉え、高いグリップ力を発揮。

フレームはノコギリ刃状のクランポン一体型。全体で雪面を捉え、高いグリップ力を発揮します。

剛性と軽量性、柔軟性に優れるT型断面のアルミフレーム。

デッキ生地は内側から固定されており、摩耗から保護する構造です。

踵の裏側のヒールブレイスが、踏み込んだ際の力を逃さず雪面に伝えます。

スリムなフレーム設計でスムーズな歩行をサポート。

「レンジ」シリーズ製品一覧

「ピックアップアイテム レンジ」


アトラスの公式ブランドサイトで、レンジの特集ページを公開中! 着用中のイメージなども掲載しています。

ヘリウムシリーズ(樹脂フレームタイプ)

使用するフィールド

◆ピッケルやアイゼンを使用しない雪山登山(ヘリウムMTNシリーズ、ヘリウムBCシリーズ)、◆バックカントリー(ヘリウムBCシリーズ)、◆雪原でのスノーシューハイク(ヘリウムTRAILシリーズ)

穴をあけて軽量化した樹脂デッキを採用しているため、驚くほど軽量で柔軟性にも富み、あらゆる雪面状況に対応するシリーズです。クランポンとトラクションレールのグリップ力が高い安定性を発揮します。

<ヘリウムMTN サイズと重量> 
【サイズ】20×59cm(23)、20×66cm(26)、23×76cm(30)【重量】1.41kg(23)、1.52kg(26)、1.69kg(30)
<ヘリウムBC サイズと重量> 
【サイズ】20×59cm(23)、22×66cm(26) 【重量】1.34kg(23)、1.45kg(26)
<ヘリウムTRAIL サイズと重量> 
【サイズ】20×59cm(23)、22×66cm(26)、23×76cm(30) 【重量】1.40kg(23)、1.55kg(26)、1.68kg(30)

ヘリウムシリーズの共通機能

複雑な地形でも柔軟に対応できる柔らかい樹脂デッキ。

軽量化のための穴はルーバー(羽板)状で、デッキ裏に雪が溜まりづらい設計です。

デッキ裏にはノコギリ刃状のトラクションレールを配置。傾斜や山岳地形で強力にグリップします。

フレームは丸みがあり、雪の中でスノーシューを安定させます。

雪の中で直進性を保てるようにフィンがついています。

ヘリウムシリーズ製品一覧

「ピックアップアイテム ヘリウム」


アトラスの公式ブランドサイトで、ヘリウムの特集ページを公開中! 使用中のイメージなども掲載しています。

スノーラン(雪原でのランニングに特化したモデル)

ランニングの妨げになりにくいフレーム形状と、柔らかいアッパーの靴にも対応するラップバインディングを組み合わせた、アトラス最軽量モデル。
【サイズ】20×56cm 【重量】1.17kg

キッズスノーシュー

スノーシュー Kid's 43

子どもでも扱いやすいように設計したキッズ専用のスノーシューです。一体型のフレームとデッキで耐久性を高め、軽い足運びを追求しました。子どもでも簡単に脱ぎ履きができ、左右2枚を重ねてコンパクトに持ち運びできます。

ヘリウムJr

軽量で柔軟性にも富むヘリウムシリーズの特徴を受け継いだジュニアモデル。つま先まで足を入れて締める、子どもでも締めやすい構造のストラップです。裏面のトラクションレールは、ステンレス製のスパイクを配置しています。

キッズのアウトドア装備ガイド「雪遊び・スノースポーツ編」


雪遊びやスノースポーツに適した、安全で快適なキッズのウエアやギアを特集ページでご紹介します。

アップランド(パウダースノーに特化したモデル)

パウダースノーのフィールドで必要な機能を残した上でデッキサイズを最小限にし、金属クランポンも排除して軽量化に特化したモデル。
固く締まった雪面では十分なグリップ力が得られません。
【サイズ】22×46cm 【重量】0.92kg

「ピックアップアイテム アップランド」


アトラスの公式ブランドサイトで、アップランドの特集ページを公開中! 着用中のイメージなども掲載しています。

アイゼンと併用できるスノーシュー・ワカン

カジタックスアイゼンと組み合わせて使う「カジタックススノーシュー」シリーズ

使用するフィールド

◆ピッケルやアイゼンを使用する雪山登山

カジタックス アイゼン専用設計で、素早く着脱でき、ずれにくいスノーシューです。スノーシューとアイゼンを併用するような、起伏に富む日本のフィールドに適しています。
<カジタックススノーシュー56 サイズと重量> 
【サイズ】21.6×56cm 【重量】1.46kg
<カジタックススノーシュー46 サイズと重量> 
【サイズ】20.4×46cm 【重量】1.22kg

特長と装着方法を動画でご紹介

カジタックススノーシュー・シリーズの機能

カジタックスアイゼン(別売)を装着したまま着用できます

カジタックスアイゼンの前爪を通して、素早く装着できます。ずれにくく、安定した歩行が可能です。

ヒールフリーデザイン

高い携行性

フレームを重ねると、非常にコンパクトになり、携行性に優れています。

軽量ながら高い剛性を誇る「カジタックスアイゼン」


冬季の本格登山から縦走、アルパインクライミングまで幅広く対応するカジタックスアイゼンのラインアップを特集ページでご紹介します。

クイックフィットワカン

◆ピッケルやアイゼンを使用する雪山登山

保水しないエラストマーストラップを使用したワカンです。グローブをしたまま素早い着脱が可能で、フィット感が高く、歩行中にずれにくくなっています。さまざまなアイゼンを装着できます。
【サイズ】19×47cm 【重量】1.14kg

特長と装着方法を動画でご紹介

ワカンを使うのはどんなルート?

アイゼンでないと登れないような強い傾斜、ピッケルが必要になる危険度の高い斜面がルートにあるような雪山登山の場合、スノーシューよりも、アイゼンと併用できるワカンをおすすめします。スノーシューの機能も持たせたカジタックススノーシューシリーズもラインアップしています。

スノーシューアクセサリー・フットウエア

トレッキングポール

バランス補助のために、スノーシューを使用する際はトレッキングポールを使用するのをおすすめします。雪にしっかりと突けるようにスノーバスケットを装着して使用します。雪が付着しづらいグリップを採用したモデルがおすすめです。

スノーシューサック・ギアホルダー

スノーシューサックはスノーシューを収納して、バックパックへ取り付けることができるほか、簡易バックパックとして背負うこともできます。ギアホルダーは、スノーシューはもちろんさまざまなスノーギアをバックパックに外付けできるアイテムです。

フットウエア

雪山登山で使用する時は剛性の高い冬山用登山靴、スノーシューハイクの場合は、それよりもライトなウインターシューズがおすすめです。どちらも保温材入りのものを選ぶのが共通する点です。モンベルストア店頭でお持ちのスノーボードブーツとのフィッティングを確認てきます。スタッフまでお気軽にお問合せください。

雪山登山向けフットウエア

スノーシューハイク向けフットウエア

スノーシュー関連情報

スノーシューハイク装備ガイド

雪原で楽しむスノーシューハイクにおすすめのアイテムを特集ページでご紹介しています。

スノーシューレンタルを実施しています

モンベルストアで、スノーシューをレンタルしています。レンタル後に使える、ポイントバッククーポンもプレゼント! 詳細はこちらからご確認いただけます。

M.O.C.イベントでスノーシュー体験

M.O.C.(モンベル・アウトドア・チャレンジ)では、数々のスノーシューイベントを開催しています。インストラクターと一緒に、スノーシューハイクを楽しみましょう! イベント一覧はこちらから

ジャパンエコトラックでスノーシューを楽しむ

トレッキング、カヤック、自転車など、人力による移動手段で日本を旅する「ジャパンエコトラック」。スノーシューのルートもあり、案内サイン(看板など)やアプリを使って現在地を確認しながら歩くことができます。公式サイトはこちらから

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