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登山装備ガイド 基本編

2024/4/9

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山を安全・快適に歩くためには、適切な装備が必要です。無雪期の登山を想定した基本装備についてご紹介します。

山歩きの基礎知識

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どんな山がいい? はじめての山選び

まずは行ってみたい山のイメージを膨らませてみましょう。重要なのは、自分のレベルに合った山を選ぶこと。ガイドブックやインターネットの情報も参考にできますが、初心者は経験者に同行してもらったり、トレッキングツアーなどに参加して、山歩きの基本を経験者から学ぶのがおすすめです。

はじめての山選びのポイント


・歩行時間が3~4時間程度、累積標高が500~600mの山
・登山道やトイレなどが整備されている山


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登山計画と登山届

行き先が決まったら、自分の体力やスキルに合ったコースを選びます。グループ登山では、体力や経験値が最も低いメンバーに、コースレベルや歩行ペースを合わせるのが基本。地図を見て、標高差やコースタイム、クサリ場や危険箇所の有無などを参考にコースを決定します。
メンバーとコース、日程が決まったら登山届を作成し、家族や友人にコピーを渡した上で、山域を管轄する警察署に郵送やFAX、インターネット経由で提出します。登山口に登山ポストがある場合は、現地で投函することもできます。


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山歩きの心構えと安全対策

■安全のため、早めの出発・早めの下山のスケジュールを組みます。日没の1時間前までには下山できる計画にしましょう。
■登山道でのすれ違いは「登り優先」が基本。道を譲るときは、滑落の危険がある谷側ではなく身を寄せやすい山側に避けます。
道迷い
道に迷った時は、現在地を確認できる場所まで引き返すのが基本。沢や谷には決して降りないように注意しましょう。
転倒・滑落
転倒・滑落は疲労による筋力や集中力の低下が関係しているといわれています。適度な休憩と余裕を持った登山計画を心がけましょう。


日帰り登山の装備例

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ウエア


汗や雨によって体を濡らしてしまうのは登山ではNG。コットンのTシャツやジーンズは乾きにくく、登山には向いていません。吸水性・速乾性に優れ、動きやすいようストレッチ性を備えた素材を選びましょう。
アウター・ミドル・ベースの3層で構成するレイヤリングに基づいてウエアを選びましょう。

バックパック


日帰り登山なら、防寒着や食料を入れて余裕がある20~30L程度の小~中型パックがおすすめです。大切なのは自分の体格に合ったバックパックを選ぶこと。疲れにくく、より快適に登山を楽しむことができます。

フットウエア


足首や足裏に負担がかかる山歩き。適度な足首周りのサポート力とソールの剛性、防水透湿性を備えた靴を選びましょう。荷物の少ない日帰り登山でもミドルカット以上のモデルが安心です。

【 POINT 】レインウエアは必須アイテム
山の天気は変わりやすいもの。晴れていてもレインウエアは上下セットで必ず持参しましょう。雨で身体を濡らしてしまうと低体温症に陥る危険があります。防水グローブやハットがあれば、雨の中でもより快適に行動できます。
特集レインウエアガイドはこちら

バックパック(23L)に入る装備の例

日帰り登山でも緊急時の備えとしてヘッドランプや救急セット、エマージェンシーシートは必ず携行します。また道迷いを防ぐための地図とコンパスは必須アイテムです。食事の際にバーナーとクッカーがあれば暖かいものを食べることができます。水分、行動食は行動時間と運動量に応じて用意しましょう。

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(1)ヘッドランプ (2)サングラス (3)ウィンドシェル (4)レインパンツ (5)レインジャケット (6)バックパック (7)クッション (8)ネックゲーター (9)グローブ (10)マスク (11)ウォーターパック (12)マップケース、地図、コンパス (13)虫よけスプレー、ウェットティッシュ、タオル、ビニール袋 (14)フリーズドライ食品 (15)バーナー&クッカー(ジェットボイル)、カップ、カトラリー (16)サコッシュ、財布、筆記用具、行動食、サプリメント (17)モバイルバッテリー、乾電池、ホイッスル、ライター、リップクリーム、マルチツールナイフ、日焼け止め (18)携帯トイレキット、ティッシュ (19)手ぬぐい (20)エマージェンシーシート (21)救急セット

日帰り登山のおすすめウエア

ウエアの基本「レイヤリング」

登山では気象条件がめまぐるしく変化するため、適切なウエア選びが欠かせません。 そこで重要となるのが「レイヤリング」です。レイヤリングとは、ウエアを「アウターレイヤー」「ミドルレイヤー」「ベースレイヤー」の3つの層に分けて、適切に脱ぎ着することで快適な衣服内環境を保つという考え方です。

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気温は標高が100m上がるごとに約0.6℃下がるといわれ、登山口から山頂までの気温差や、行動中の発汗・体温の上昇を考慮したウエア選びが欠かせません。
そこで重要となるのが「レイヤリング」です。レイヤリングとは、ウエアをアウターレイヤー・ミドルレイヤー・ベースレイヤーの3つの層に分け、適切に脱ぎ着することで快適な衣服内環境を保つという考え方です。

3つのレイヤーの機能と役割


アウターレイヤー(防水・防風)…雨風から体を守る。
ミドルレイヤー(保温・通気)…保温性を確保しながらウエア内をドライに保つ。
ベースレイヤー(吸汗・速乾)…肌表面の汗を素早く吸水拡散し、汗冷えを防ぐ。
レイヤリングシステムについて

アウターレイヤー

雨や風、寒さから身体を守る役割を持つのがアウターウエア。上下セパレートタイプで、防水透湿性や保温性、軽量性など、用途に応じた機能で選びましょう。

ウインドシェルは防風性に優れ、晴天時の稜線などで活躍します。ソフトシェルは防風性と保温性を備える高機能ウエアです。

ミドルレイヤー
ベースレイヤー

パンツ・ショーツ・タイツ

ソックス

防寒着

休憩する時は汗冷えしてしまう前に防寒着を羽織りましょう。行動中は薄手のウエアでよくても、日陰や稜線で立ち止まるとたちまち寒気を感じます。気温や標高に応じて、最適な保温力のものを用意しましょう。

紫外線・日焼け対策

強い紫外線を浴びる登山では、帽子・サングラスを着用しましょう。日差しを遮るものがない稜線では特に注意が必要です。グローブは手を日焼けやケガから守ります。

帽子(登山用)

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トレッキングサングラス

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トレッキンググローブ

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アームカバー/アームウォーマー

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日帰り登山のおすすめギア

バックパック(日帰り登山)

日帰り登山には、20~30Lの小~中型パックがおすすめ。軽量モデルや収納力に優れたモデルなど、用途にあわせて選びましょう。雨天時には備え付けの雨用カバーを付け、荷物の濡れを防ぎます。雨用カバーが付いていていない場合は別売のパックカバーを用意しましょう。

体の大きさにあったバックパックを選ぶ

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背負ったときに、バックパネルとショルダーハーネスが体にすき間なく接している状態が理想です。選ぶときには、ご自身とバックパックの背面の長さが合っているかを確認しましょう。サイズが合っていないと肩や腰などの重量バランスが悪くなり、体への負担が大きくなります。

フットウエア(日帰り登山)

荷物が軽い日帰り登山でも登山では足首や足裏に負担がかかります。ソールは柔らかすぎず、ミドルカットで足首の可動域が大きいモデルがおすすめです。軽く、スムーズに歩行することができます。

登山靴は店頭でフィッティングを

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長時間快適に履き続けるためには、自分の足に合っていることが重要です。購入前には必ずフィッティングを行いましょう。
登山靴に適したサイズは、右写真のように登山用の靴下を履いた状態で中敷きに足を乗せ、つま先に1cm程度のすき間がある大きさです。試し履きの際はテストトレイルを使用し、つま先が当たったり、足がズレたりしないか確認しましょう。
モンベルストアでは足長を計測しお客さまの足に合った登山靴をご提案いたします。試し履き用のソックスもご準備していますのでご利用ください。


その他

ボトル/リザーバー

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水分補給はこまめに。保温ボトルはインスタント食品用にお湯を入れておくのにも便利。

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バーナー

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バーナーがあれば山で温かい食事や飲み物が楽しめます。

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トレッキングポール

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足にかかる負担を軽減してくれます。

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ヘッドランプ

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思わぬトラブルにより下山が遅れる場合があります。日帰り登山でも必ず持参しましょう。

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熊鈴

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野生動物に人の存在を知らせるためのアイテムです。

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行動食/サプリメント

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登山では、必要な栄養素を最適なタイミングで摂ることが重要です。

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座布団

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折り畳んで携行できる座布団は、休憩時に重宝します。

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タオル/手ぬぐい

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緊急時のために持っていきたい装備

緊急時に役立つアイテムや携帯トイレなど、バックパックに入れておくと安心です。

エマージェンシーシート

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救急用品

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携帯トイレ

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マルチツール

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ホイッスル

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山でのもしもに備える、クマ対策アイテム


山でクマと出合わないためや、出合ってしまった「もしも」に備えるためのおすすめ商品をシーン別にご紹介します。

装備チェックリスト

無雪期登山を想定したリストです。対象とする山域、時間、天候により適した装備が異なる場合があります。現地に問い合わせるなど入山前の下調べをおすすめします。

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日帰りで行く フレンドエリアおすすめの山

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全国のモンベル・フレンドエリアから、日帰りで登るおすすめの山をご紹介します。モンベルクラブ会員さまなら、全国のフレンドエリア・ショップでお得な優待特典が受けられます!

全国のフレンドエリア&ショップについて
うれしい&おトクがいっぱい! モンベルクラブ

藻琴山 1,000m(北海道)

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阿寒摩周国立公園にある藻琴山は、標高1,000mながら低地帯で見られるミズナラや山地帯で見られるエゾマツ、亜高山帯で見られるハイマツなど多様な植物が群生。山頂からは屈斜路湖が眼下に広がります。
「フレンドタウン 小清水」の優待施設はこちら

秋田駒ヶ岳 1,637m (秋田県)

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秋田駒ヶ岳は、高山植物の宝庫として人気が高いエリア。高層湿原を有する乳頭山とともに、登山道のいたるところでお花畑を見ることができ、登山者の目を楽しませてくれます。
「フレンドタウン 仙北市」の優待施設はこちら

奥久慈男体山654m(茨城県)

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岩場が連続する奥久慈男体山で、断崖絶壁の絶景トレッキング。ゆるやかな一般コースや鎖場の連続する上級コースなど、初心者から上級者まで季節を問わずに楽しめるコースが充実しています。
「フレンドタウン 奥久慈大子」の優待施設はこちら

荒島岳 1,523m(福井県)

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福井県内唯一の日本百名山・荒島岳(1523m)は、春は新緑のブナ林、秋は紅葉などを間近に楽しむことができます。天気がよい日には、山頂から日本三名山の白山をはじめ、槍ヶ岳や穂高連峰、乗鞍岳、御嶽山も望むことができます。
「フレンドタウン 越前おおの」の優待施設はこちら

大山 1,729m(鳥取県)

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西日本最大のブナの原生林と、ダイセンキャラボク群落を抱く斜面をたどって頂上を目指します。頂上からは条件が良ければ北は隠岐島、南は四国の剣山、石鎚山の四国連山といった絶景を見ることができます。
「フレンドエリア 大山・皆生」の優待施設はこちら

磯間嶽 363m(鹿児島県)

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リアス海岸に沿うように断崖が存在し、そのまま内陸へと山々が続く。400mに満たない低山ながら、稜線は起伏に富んだ岩稜が連続し、アルペンムード満載の縦走が楽しめます。
「フレンドタウン 南さつま市」の優待施設はこちら

安全に登山を楽しむために

山の天気をつかむ

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ふもとは晴れていても山頂は雨ということもしばしばあります。一般的な天気予報だけでなく、山の気象情報がわかるウェブサイトなどを確認し、ゆとりある計画を立てましょう。

yamaten 山の天気予報
全国330座の山頂天気予報を毎日配信している山岳気象専門サイト。月額330円(税込)でご利用いただけます。
モンベルクラブ会員さまには、課金登録の初回に150ポイントをプレゼント!

安全登山のハウツーを学ぶイベント

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モンベル・アウトドア・チャレンジ(M.O.C.)では、初めての方でも楽しめるツアーを多数開催しています。

これから山登りを始めたい人におすすめ
はじめての登山シリーズ一覧へ
安心安全に山歩きを楽しむための実践型の講習会
山歩き講習会一覧へ
夏山に挑戦したい人におすすめ
いざ夏山へ!イベント一覧へ

安心と一緒に出かけよう、モンベルのアウトドア保険

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保険も登山“装備”のひとつです。安心して登山を楽しむために、行動中の予期せぬ“もしも”に備えて傷害保険に加入しましょう。モンベルのアウトドア保険は、事故によるケガの補償をはじめ、捜索救助費用や他人をケガさせてしまった場合の賠償事故など、さまざまなトラブルに対応します。

出発当日でもOK! 必要なときだけ加入できる
国内旅行傷害保険 短期補償タイプについて
アウトドアから日常生活まで、年間を通じてサポート
傷害総合保険 長期補償タイプについて

山岳雑誌『岳人』月刊・毎月15日発売

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山岳雑誌『岳人』は、毎号テーマを絞り、さまざまな角度から山の魅力をお届けしています。おすすめの登山ルートをはじめ、実用的なハウツーや現地最新情報など、初心者からベテラン登山者まで楽しめる情報が満載です。
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