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【Cycle Sports × mont-bell】機能とシンプルさで 秋冬ライドを もっと快適に!

2025/11/11

アウトドア、ライドシーンでの快適さを追求したモンベルのウエア。近年は、シンプルなデザインも評判だ。ツーリング、街ポタに最適なスタイルを提案しよう。

(2025年10月20日発行 / 発行元:八重洲出版)
text◉ポンチョ photo◉茂田羽生

サイクリスト :『サイクルスポーツ』副編集長・エリグチさん

暑さは得意だが、寒さ、冷えにはめっぽう弱い体質。また編集部随一のアウトドア好きでもあり、サイクリングはもちろん、キャンプや川下りと、一年中モンベルウエアを愛用している


その先の風景を目指したくなるシンプル&快適ウエア

ツーリング、ポタリングを楽しむサイクリストがウエアに求めるもの、それは街や自然の風景に溶け込むカラーやデザインに、ライディングをスムーズに行えるカッティングやストレッチ性だ。これからの寒くなる季節であれば、その先を目指すココロをくじくように吹きつける冷風を抑える防風性、長い上りでペダルを回してもヒートアップし過ぎない、適度な保温性も必須といえる。それらを具現化し、トータルでそろえられるブランドが、日本を代表するアウトドアブランドの『モンベル』だ。

登山用品で培った技術を応用したサイクリングウエアは、あらゆる環境に対応できる機能性を備え、それでいて乗車姿勢でも快適な着用感を確保。そのウエアをまとい、アウトドア好きでもある本誌・エリグチが、日光駅周辺、奥日光で秋景色を求めてツーリングに出発だ。街、そして自然の風景に溶け込むデザインと、ライディング性、防風性、適度な保温力を体感した着心地を聞くと、「シンプル&快適!」と満足気な笑みが返ってきた。

  • テストしたのは、紅葉が迫り冷気に包まれはじめた奥日光。そしてインバウンド客でにぎわう日光東照宮から少し離れた昔風情を感じさせる静かな小径。秋のツーリングを先取りして楽しんだ

  • テストしたのは、紅葉が迫り冷気に包まれはじめた奥日光。そしてインバウンド客でにぎわう日光東照宮から少し離れた昔風情を感じさせる静かな小径。秋のツーリングを先取りして楽しんだ

    SCENE 01 One Day Trip

    クリマバリア ライト サイクルジャケット

    極上のフィット感がもたらす高機能

    エリグチいわく「ザ日本人体型の僕にジャストフィット」するソフトシェルジャケット。そう、袖を通してまず分かるのが、フィット感の良さだ。それが自転車をこぎ出すと、ストレスのない動きやすさへとつながり、「いつもよりも気分良く、ご機嫌でペダリング」している自分に気が付く。

    秋を感じさせるひんやりとした空気は、ジャケット前面に配された防風・保温性に優れるクリマバリアというストレッチ素材がシャットアウト。スピードを上げても冷えはなく、逆に体が温まってきて、今度は汗が風で冷やされての体温低下を心配するも、背面の通気パネルがムレを排出。ジャケット内は快適さを維持。これら高機能素材の良さは、他にはないフィット感が下支えしているのだ。

    人間の体に直線の部分はありません。だから背面は、丸みを帯びた背中に沿うストレッチ素材、パターンを採用。フィットするからムレを効率的に排出できる

    ハンドポケットはないが、バックポケットは装備。またチェストポケットは裏返すように畳み、ジャケットを収納できるポケッタブル仕様。やや大きめだが、携帯に問題ないレベル

    防風・透湿性に優れるフィルムを暖かなフリース地で挟み込んだ素材。冷たい風は遮断し、運動時にかいた汗の水蒸気は外部に放出するため、快適さを保てる

    Point  寒い季節はレイヤリングが重要!

     

    「寒さは苦手」という編集・エリグチが、秋冬ライドのウエアで重視しているのがインナーウエア。「しっかりあったかいけれど、汗ヌケが良く、何よりライディング姿勢にフィットして、背中がずり上がったりしないもの」を選びたいという。今回着用したアンダーシャツは、エリグチの要望を上回る機能を誇る。まず風の当たる前面と肩から腕には保温性を重視した中厚手の化繊生地に伸縮防風素材を張り、ムレやすい背面と脇には速乾性を重視した薄手の化繊生地を採用。ドライな肌感で汗冷えの心配無用。タイトなシルエットで重ね着しやすく、しかし袖口はらせんを描く縫い目によって、突っ張り感のない着心地を実現。冬は毎日着たくなる一枚といえる

    プラスアイテム

    アルパインワイドビューグラス
    エリグチは「日本人骨格顔面の僕にフィットし、3段階の角度調節機能によって前傾する乗車姿勢にも適応できる!」と絶賛。アルパイン仕様広視野高機能レンズは、サイクリングでも大活躍してくれる!

    SCENE 02 On Road Cycling

    EXライト ウインド バイカー Men’s

    意外なほど冷えを防ぐ極薄軽量シェル

    秋冬ライドのウエアリングは、寒さを感じたらサッと着て、暑くなったらパッと脱げる、着脱しやすいウィンドシェルを選ぶことが、快適さ維持の基本となる。特に昨今の秋は、夏の酷暑の続きのよう。

    日中はサイクルジャージ一枚で問題ない体感でも、午後、太陽が傾きはじめると気温はグッと下がる。もちろん峠の上りと下りでも、体感温度は激変だ。そんなシーンで機能するのが極薄素材のウィンドシェル。極薄でも、必要十分な防寒性があるのだ。

      編集・エリグチがEXライト ウインドバイカーに袖を通している写真を見て分かるとおり、このウィンドシェルは透けるほど極薄だ。故に軽い。着ていることを感じさせない軽さは、わずか55g。同素材でできたアウトドア用のEXライト ウインド ジャケットが45gで世界最軽量を誇るので、このEXライト ウインドバイカーも、サイクル用ウィンドシェルの世界最軽量級だ。

      しかし極薄だから「風が抜けるのでは?」と疑いたくなるが、着て走ったエリグチは「不思議なくらいウエア内に冷気が入ってきません。インナーシャツの厚さ、保温力をその日の気温に合わせれば、幅広い季節で使える便利なウエアです」と、サイクリング装備の一軍入りを決めた様子だった。

      風が入って来なくても、ムレが逃げないと、ウエア内は結露で濡れ、体を冷やす原因となる。そこで脇下にメッシュ地を配し、ムレを排出。ウエア内環境を良くする

      シェル本体をシェル内側に備わった収納ポケットに裏返すようにして入れられるポケッタブル仕様。手のひらサイズになり、バックポケットに入れても邪魔にならない

      モンベルらしい細かな機能が、袖口に配されたサムホール。親指に通して袖のずり上がり、風の侵入を防ぐ。写真とは逆に、グローブによっては素手に通すのもありだ

      EXライト ウインドバイカーに採用されているバリスティック エアライトという極薄素材は、7デニール=0.03mmという髪の毛の半分以下の細さ
      の糸で織られた生地だ。表面には撥水加工が施され、冷たい雨も少しくらいなら弾いてくれる

      プラスアイテム

      サイクル フェイスウォーマー
      全身防寒装備をまとっても、顔だけむき出しで鼻が霜焼けに……そうならないために、開閉可能な口元、フィット感を保つ鼻の芯材入りフェイスウォーマーも装備!

      サイクル トレーナーグローブ Men’s
      手先をしっかり保温しながら、操作性、クッション性も維持したいグローブ。手のひらは合成皮革、裏起毛、ストレッチ素材で縫い目の少ないコレは、秋冬に◎

      サイクル サイドジップ ウエストウォーマー
      サイクリストに冷えを強く感じさせるのが、実は内臓。インナーシャツを日中の暖かさに合わせた薄手にしたら、サイクル仕様の腹巻を携帯して冷えを防ごう!

      サイクル フットウォーマー ショート
      最高気温が15℃を下回ると、足先の保温も必要。特にメッシュアッパーのシューズは冷えるので、ウォーマーでカバーしよう。ビンディングシューズにも対応する

      SCENE 03 Short CAMERA Trip

      サーマライド ジャケット

      中綿入りなのにモコモコせず、動きやすい

      シリアスなライドはちょっとお休みして、観光のために旅する一日。そんな時に折り畳み自転車があれば、観光客でにぎわう中心地から楽々脱出でき、そんな場所でこそ写真に収めたくなる静かなたたずまいや、ハッとするような夕焼けの光景を目にすることができる。

      短い距離でも思い出に残る時間を楽しめるポタリングでは、距離を延ばしても動きやすく、北風に吹かれても温かいままの防寒ジャケットが、充実の旅をサポートしてくれる。

        カメラ片手に街並みを機動力のある折り畳み自転車でポタリング。被写体を見つけたらシャッターを切り、またペダルを回して偶然の出合いに期待する。だからストップ&ゴーを繰り返すことになる。そんなシーンで機能してくれるのがサーマライドジャケット。エリグチは街並みを撮りながら「シェルと違ってシャカシャカと音がしないし、前面と袖に保温のための化繊中綿が入っているのに、モコモコしてないので、自転車をこぐのも、撮影するのも、動きやすい」と感心。

        背面側は通気性の高いフリース素材で、暑くなり過ぎずちょうどいい保温力も特徴。全面にストレッチ性も装備されているので、ポタリングだけでなく、寒がりライダーなら冬のツーリングに活用するのもおすすめだ。

        中綿ジャケットながら、サイクル仕様なのでバックポケットを装備。ツーリング同様に身軽なライドが可能。中央部には反射材も備わり、夜間走行の安全性も確保

        スタッフバッグが装備され、φ12×14cmとコンパクトなサイズで携行できる。寒さが厳しくなければ、携帯して輪行時の公共交通機関利用時に着用するのにも良い

        前面と袖に配された中綿は、コイルスプリング状の繊維を加え、伸縮性も備えたストレッチ エクセロフト。濡れにも強く、行動時に汗や雨で濡れてもロフトを損なわず、保温力をキープする

        プラスアイテム

        サイクルワッチキャップ
        のんびり走っていても、北風が強まれば、寒さを強く感じるもの。でもこんな薄手の耳当て付き保温キャップをヘルメットの下にかぶれば、体もしっかり温まるからぜひ!

        ドライ カメラバッグ S
        予想外の雨に降られることもある昨今、カメラトリップで用意しておきたいのが、高い防水性を持つドライバッグ。小型カメラ1台を収納でき、内部には緩衝材も装備

        クリマバリアカメラップ M
        カメラを包んで水濡れや衝撃から守る防水フィルムを挟んだソフトな一枚布。完全防水ではないが、走行中のカメラカバーに使えば着脱しやすく、役立つアイテムだ


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