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カヤック&カヌー パドルガイド

2025/5/9

ビーチや湖で遊べるレクリエーショナルカヤック・カヌー、海や川を旅するツーリングカヤック、激流を下るホワイトウォーターカヤック。カヤックやカヌーの楽しみ方は、人それぞれ。パドルはアクティビティやフィールドに合わせて選ぶ必要があります。さまざまな目的に対応するパドルをご紹介します。

レクリエーション&ツーリングパドル
1. パドルの材質から選ぶ

パドルはブレード(パドル両先端にある水を捉える部分)とシャフト(ブレードとブレードをつなぐ棒)で構成されています。ブレードやシャフトは、カーボンやファイバーグラスと樹脂を合わせた軽く、強い素材が使われることが多く、素材の特徴によりパドリングに違いが出ます。

カーボンパドル
軽量性と剛性に優れ、腕の力をロスなく推進力に変える
ブレード カーボン
シャフト カーボン

カーボンは軽さと剛性を両立できる素材です。軽量なパドルは長時間のパドリングでも疲労が少なく、剛性が高いのでねじれやブレが起きづらく腕の力を無駄にせず推進力に変えてくれます。反面、水の重みがダイレクトに腕にかかるため、長時間力強く漕ぐには慣れや体力が必要です。

フォームコアブレード
ブレード内部に浮力のある芯材を搭載したモデル。程よい浮力があり、パドルを水から抜きやすくなっています。そのためパドリングがよりスムーズに行えます。

グラスシャフトパドル
適度なしなりで体に優しく漕ぎやすい
ブレード ナイロンまたはABS
シャフト ファイバーグラス

ファイバーグラスのシャフトの特徴は適度にしなりがあることです。適度なしなりは水の重みを受け流してくれるため、体への負荷が少なく、パドリングに慣れていない方やリラックスして楽しみたい方に適しています。ブレードには主に割れに強いナイロン素材を使用していますが、ナイロンにファイバーグラス繊維を混ぜて強度を高めたモデル、軽量なABS樹脂を採用したモデルもあります。

アルミシャフトパドル
頑丈でコストパフォーマンスに優れる
ブレード ナイロン
シャフト アルミニウム合金

頑丈でコストパフォーマンスに優れ、もっとも普及しているのがアルミシャフトパドルです。岩や水底にぶつけてしまっても壊れにくく、はじめての1本にもおすすめです。ブレードは割れに強いナイロン素材を採用しています。

2. パドルの収納サイズから選ぶ

本ウェブサイトに掲載されている分割式パドルには、一般的な2ピース(2分割)モデルと、より携行性に優れた4ピース(4分割)モデルがあります。

2ピースモデルは2分割のため、剛性が高く組み立ても簡単です。

4ピースモデルはコンパクトに収納でき、携行が容易です。

2ピース モデル

2ピースパドルはバックパックやキャリアなどのサイドに付けて持ち運びます。

4ピース モデル

4ピースモデルはバックパックの中に収納できるほどコンパクトです。アルフェックの収納袋にも入るサイズで、フォールディングカヤックとの相性が良いです。

3 . パドルサイズの目安
身長とカヤック幅によるパドルサイズの目安

レクリエーションやフィッシング、ツーリングで使用するパドルでは、パドラー(漕ぎ手)の身長とカヤック幅で選ぶパドルサイズの目安が分かります。

カヤック幅
58cm以下58~71cm71cm以上
身長152cm未満210cm220cm230cm
152cm~168cm210cm220cm230cm
168cm~183cm220cm220cm230cm
183cm以上220cm230cm240cm
漕ぎ方によるパドルサイズの目安

ハイアングルパドリング

パドルを水平よりも垂直に近い角度に立て、カヤックに近い所を深く漕ぐ方法です。ダウンリバーなど、急流を力強く漕ぐアクティビティにおすすめ。
短めのパドルの方が漕ぎやすく、身長にもよりますが210cm以下のパドルが適しています。

ローアングルパドリング

パドルの角度が水平に対して浅くなり、カヤックから遠い所を漕ぐ方法です。ロングツーリングやカヤックフィッシングなど長時間漕ぎ続けるアクティビティに適しています。
長いパドルの方が浅い角度で楽に漕げるので、220cm以上のパドルがおすすめです。

用途に合わせたおすすめのパドル
レクリエーション

湖畔や穏やかな川で楽しむレクリエーショナルカヤックには、コストパフォーマンスに優れるモデルがおすすめです。子どもや操作に不慣れな方は岩などにぶつける心配もあるので、ブレードが頑丈なパドルが安心です。

ツーリング

カヤックを長距離漕ぐ際は、軽量なカーボンパドルがおすすめです。モンベルのカーボンパドルのブレードには浮力のあるフォームが内蔵されており、水からスムーズにブレードを抜くことができるため、長時間のパドリングでも疲れにくいです。
水や風の抵抗が少ないナローブレードモデルを使用すれば、より快適なパドリングが可能です。

フィッシング

川でのカヤックフィッシングには、目立つ色のパドルよりも、魚に気づかれにくい迷彩柄や黒色のパドルがおすすめです。
魚のいるポイントを探しながら長距離を漕ぐこともあるので、軽量パドルの方が疲れにくいです。

SUPパドル

SUP(スタンド・アップ・パドルボード)では、片方の先にグリップ(握り)が付いたシングルブレードのパドルを使用します。立って漕ぐ、膝立ちで漕ぐ、などの漕ぎ方ができます。

パドリング時の適切な長さ

自身の身長に適した長さで持って漕ぐことで、パドリング時の体への負担を減らすことができます。目安としては自身の身長+15~30cmが適切な長さといえます。
長さ調節機能付きのモデルであれば、使用者に合わせて長さを調節できる利点があります。

SUPパドル一覧
カヌー・ラフティングパドル

カナディアンカヌーやラフティングでは、シングルブレードパドルというブレードが片側だけのパドルを使用します。

カヌー・ラフティングパドルのサイズ選び

両肘の角度を90度程度に保ち、図のようにパドルを持ちます。この姿勢で、手からプレードまでのシャフトの長さが約5cmになるようなパドルが、その人に適したパドルの長さと言えます。

パドルの材質

チェリー

強度が高く、美しい木目と滑らかな手触りが特徴。経年による色合いの変化が魅力です。

アッシュ

固く適度な弾力性を兼ね備えるアッシュ材は強度が高く、力強く漕ぐことでき、耐久性も高いです。

ポリプロピレン

水に浮くポリプロピレンはラフティング用パドルのブレードの素材として使用されています。コストパフォーマンスに優れ、熱に強く保管もしやすく、安価に仕上がります。

カヌー・ラフティングパドル一覧
ホワイトウォーターパドル

ホワイトウォーター用のパドルは、幅の狭い艇で急流を力強く漕ぎ下るため200cm前後の短いパドルを使用します。

モンベル・アウトドア・チャレンジ

モンベル・アウトドア・チャレンジ(M.O.C.)では、パドルスポーツ初心者の方でも楽しむことができるイベントを数多く取り揃えています。パドルの基礎を中心に学ぶことができるイベントや、フィッシングカヤックの安全講習、親子や愛犬と楽しめるイベントなど盛りだくさん。ぜひご参加ください。 イベント検索はこちら

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