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積雪期登山の必須装備である「ピッケル」。杖として歩行のバランスを取るためだけでなく、万が一滑落した際には、雪面に突き刺して制動をかけて滑落を停止させるなど、さまざまな使い道があります。ピッケルはサイズや種類が豊富で、正しく使用するために用途や体にあったものを選ぶことが重要です。ここではピッケルの基礎知識と選び方をご紹介します。
①ヘッド・・・ピックとプレードの総称。普段はヘッドを握ってピッケルを持ちます。
②ピック・・・ヘッドの先端で尖っている部位。雪や氷に刺して使います。
③ブレード・・・ピックの反対側にある鍬状の部位。雪や氷を削るときに使用します。
④カラビナホール・・・流れ止めリーシュを付けたり確保時にカラビナやスリングをセットします。
⑤シャフト・・・ピッケルの柄。形状と長さがピッケルを選ぶポイントになります。
⑥スピッツェ・・・シャフト下部の石突です。
杖として雪上でバランスをとる、登はんの手掛かりとして使う
基本的には雪山での歩行時にバランスをとるために杖として使用します。
急斜面を登はんする場合は、ピックやスピッツェを突き刺して手掛かりにしたり、バリエーションルートなどロープを使用する際には雪面に突き刺し、支点として使用することもできます。
滑落時に制動をかける
滑落時に斜面にピックを打ち込んで制動をかけるために使用します。雪山でピッケルが必要な大きな理由のひとつで、大切な技術です。万が一の滑落に備えて滑落停止の練習を行っておきましょう。
ストレートシャフト
シャフトがまっすぐな形状。杖のように使いやすく、傾斜が穏やかな山や、歩行がメインの入門者向けモデルです。
ベントシャフト
シャフトがゆるやかにカーブした形状。急な斜面でシャフト下部のスピッツェ)が雪面を向くので刺しやすく、またピックを打ち込む際も雪面に深く刺さりやすくなっています。
急斜面やバリエーションルート向きのモデルです。
ピッケルの長さは、一般的にヘッドを手で持ったときにスピッツェがくるぶしに届く長さが目安となります。
最近では、滑落の心配がない箇所の歩行時にはトレッキングポールを使用する場合も多く、杖として使用することが少ない時には斜面での使い勝手を考えて短めのシャフトを選ぶ傾向があります。
店頭で実際にサイズを確かめ、目的に合ったものを選びましょう。
用途に合わせてストレートシャフトとベントシャフトをご用意しています。ベントシャフトはヘッドの角度や重量に違いがあり、登はんスタイルに合わあせて選びます。また、サイズ展開も豊富です。
アイスアックス
アイスクライミングやミックスクライミングなど、さまざまなコンディションに対応するアイスアックスも取り扱っています。
安全に使用するために
登はん中の落下や万が一の紛失を防ぐためにピッケルリーシュは必ず使用しましょう。
リストタイプとリスト・ショルダー仕様の2wayタイプをご用意しています。
公共交通機関などの移動中はピックやスピッツェが露出しないように必ずカバーを付けましょう。
ピッケルホルダーの使い方
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イベントご紹介
M.O.C.(モンベル・アウトドア・チャレンジ)では、雪山登山をより安全に楽しむために、最も重要なピッケルワークとアイゼンワークなどの技術を習得できる講習会を開催しています。
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講習会以外にも雪山登山を安全に楽しむためのおすすめイベントが盛りだくさん! はじめての雪山は、ぜひ安心のガイドツアーでお楽しみください。
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山岳保険のご案内
万が一の事故のときに発生する費用を補償してくれる山岳保険への加入は、雪山登山の“必須装備”といっても過言ではありません。モンベルではピッケル・アイゼンを使用した本格的な山岳登はん向けに、短期補償型と長期補償型の2種類の保険をご用意しています。
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