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アウトドアの必需品 ヘッドランプの選び方

2023/4/4

ヘッドランプは夜間の行動に欠かせないアイテムですが、日帰りのトレッキングやハイキングにおいても必需品です。日が短い季節だと早朝の薄闇の中で行動するシーンも多くなるほか、予期せず下山が遅れてしまったときでもヘッドランプさえあれば歩くことはできます。

もっとも重要な「明るさ」の仕組みや、光の色、防水性など、アウトドアの必需品「ヘッドランプ」を選ぶ際のポイントを解説します。

ヘッドランプを選ぶポイント

ヘッドランプにはさまざまな種類があり、アウトドア向けのものから一般家庭の防災用まで多岐にわたります。アウトドア・アクティビティでの使用を考える場合は、以下の4つのポイントをおさえておきましょう。

スマートフォンのライトで代用できる?

スマートフォンの場合、常に片手で持っておく必要があるので、登山道での歩行を考えると手がふさがってしまい危険です。また、緊急の連絡手段としてバッテリーを温存しておかなければならない状況で、ライト機能を使用するのはあまり良い方法とはいえません。 ヘッドランプであれば、両手が使えるだけでなく、視線の方向をしっかりと照らせます。光量や光の向きも簡単に調節できるので、緊急用としてはもちろん、夜道を歩かざるを得ない状況でも役立ちます。

1.明るさ

光が届く距離【照射距離】

光の届く距離は照射距離で表され、0.25ルクス(満月の明かりと同等照度)以上で照らすことのできる距離を指します。しかし、実際のフィールドでは霧や雨などの天候、地形の傾斜、障害物によって照らせる距離がもっと短くなることがあります。

明るさを示す値【ルーメン】

明るさや光の量を示す単位としてはルーメン(lm)が一般的です。しかし、ルーメンの数値が大きいヘッドランプが必ずしも遠くまで照らせるとは限りません。
同じルーメン数のライトでも、光の出口の角度(照射角度)を絞った方が光の束が集中し、より遠くまで照らすことができます。また、逆に手元だけを広く照らしたい場合は、照射範囲が広いライトが便利です。モンベルのヘッドランプは遠くまで見やすい照射モードと手元が見やすい照射モードの2つを備えています。

ポイント

登山で使用するヘッドランプはルーメンの数値だけではなく、照射距離も考慮して選びましょう。最低でも30m、夜間の行動が必要なシーンでは50m以上の照射距離のモデルがおすすめです。

2.光の色による効果

白 色

陰影がしっかりと視認でき、地形の起伏などの確認に適しているため、登山の行動中におすすめ。

電球色

目に優しく温かみがあるため、テント内での食事や手元灯、ほかの登山者もいる山小屋でも使いやすい。

赤 色

目への刺激が少ないために、紙の地図を見ても目がくらみにくい。天体観測や動物観察などにもおすすめ。

ポイント

モンベルのヘッドランプは一部のモデルを除いて電球色スタート。まぶしくないので点けた瞬間目がくらみにくい仕様です。また山小屋やテント場では、ほかの登山客への配慮にもなります。

3.防水性

ヘッドランプには雨などによって濡れしまっても問題なく動作する防水性も必須です。ヘッドランプの防水性能はIPコード(IPXX)で表示されるのが一般的です。防水性能は末尾の数字で表され、無保護の0から8段階で保護等級が設けられています。

ポイント

アウトドアでは、雨の水滴や結露から守れるIPX4(保護等級4:あらゆる方向からの水の飛まつによっても有害な影響を受けない)以上のものがおすすめです。

IPX6は保護等級6(あらゆる方向からの水の暴噴流によっても有害な影響を受けない)性能を持っており、登山におけるあらゆる天候下で安心して使用できます。

コンパクトマルチランプ、バイオライトのヘッドランプシリーズはIPX4です。

4.給電方法

ヘッドランプの給電方法は電池交換式タイプとUSBで充電できるリチャージャブルタイプがあります。

乾電池タイプ

乾電池タイプは、比較的安価なモデルが多いことと、電池は山小屋や町中などで乾電池を手に入れやすい点がメリット。またニッケル水素電池やリチウム電池などの充電式の電池も使えるので、ランニングコストを抑えることもできますが、電池の減少に伴い光量が落ちるデメリットもあります。

リチャージャブル(充電式)タイプ

USBで充電できるリチャージャブルタイプなら、モバイルバッテリーを携行すればいつでも満充電にすることができるので、電池の減少に伴う光量不足や、バッテリー残量を気にせず使用できます。充電中は使用できないモデルもあるので、充電のタイミングには注意が必要です。

明るさと照射時間の比較イメージ

乾電池タイプが照射時間、つまり電池の減少とともに光量が減少するのに比べ、リチャージブルタイプは2つのモードにより一定の明るさを維持し続けます。バッテリー残量が豊富な間は所定の明るさを維持し続けるコンスタントモードで点灯し、バッテリー残量が減少すると光量を落とし、歩行可能な明るさを維持し続けるリザーブモードになります。

ヘッドランプのラインアップ

夜の行動を前提とした、大光量モデル

早朝や夜間の行動が行程に含まれている場合におすすめなモデル。登山に適したメインライトであれば照射距離が50m以上あると安心です。

軽量・コンパクトモデル(乾電池式・コイン電池式タイプ)

キャンプシーンや夜の散歩におすすめなモデル。登山中の予備ライトとして携行するのにも適しています。

電池不要で使いやすい、リチャージャブルモデル

USBで充電できるので、光量不足や電池残量を気にせず使用できます。モバイルバッテリーからの充電も可能。

天体観測や動物観察などに適したモデル

赤色LEDを搭載し、暗闇での目への刺激が少なく、観察の妨げになりにくいモデル。

ヘッドランプの機能比較

EXパワーヘッドランプ リチャージャブル パワーヘッドランプ パワー ヘッドランプ パワーヘッドランプ ネイチャーガイド コンパクトヘッドランプ コンパクト マルチランプ バイオライト ヘッドランプ 750 バイオライト ヘッドランプ 330 バイオライト ヘッドランプ 200
モデル EXパワーヘッドランプ リチャージャブル パワーヘッドランプ パワー ヘッドランプ パワーヘッドランプ ネイチャーガイド コンパクトヘッドランプ コンパクト マルチランプ バイオライト ヘッドランプ 750 バイオライト ヘッドランプ 330 バイオライト ヘッドランプ 200
特長 圧倒的な明るさを誇る大光量モデル 電池不要の充電式モデル 夜の山でも十分な高機能モデル 天体観測などに便利な赤色LED搭載モデル 電池一本で明るいコンパクトモデル 手元を照らすのに便利な広角レンズモデル ブランド:BioLite(バイオライト)
激しいアクティビティでも非常にずれにくく快適な装着感を追求した、独自の3Dスリムフィットデザインのヘッドランプシリーズ
点灯
モード
Low→High→点滅 電球色→Low→High→点滅 電球色→Low→High→点滅 赤色→Low→High→点滅 電球色→Low→High→点滅 Low→High→点滅 赤色→High→Low→Combo→点滅*2 赤色→High→Low→Combo→点滅*2 赤色→白色→赤点滅→白点滅*2
最大光量 700 lm 300 lm 300 lm 60 lm 35 lm 500 lm
バーストモード時:750 lm
330 lm 200 lm
最大照射
距離
125 m 70 m 70 m 38 m 11 m 130 m 75 m 50 m
照射時間
(High)
3.5 時間(700lm) 15 時間(300lm)*1
(C:3 時間 / R:12 時間)
40 時間(300lm) 27 時間(60lm) 17 時間(35lm) 2 時間(500lm) 3.5 時間(330lm) 3 時間(200lm)
照射時間
(Low)
144 時間(30lm) 36 時間(40lm)*1
(C:25 時間 / R:11 時間)
90 時間(40lm) 72 時間(20lm) 60 時間(10lm) 48 時間(10lm) 150 時間 40 時間
照射時間
(電球色)
- 60 時間*1
(C:60 時間 / R:0 時間)
120 時間 115 時間 - - - -
給電方法 単3電池 4本 / モバイルバッテリー給電 USB充電式 単4電池 3本 単3電池 1本 単4電池 1本 USB充電式
防水規格 IPX6 IPX4
重量
(電池含む)
263 g 86 g 85 g 69 g 32 g 150 g 69 g 50 g

*1  C:コンスタントモード時 / R:リザーブモード時

*2  HIGHがスポットモード、LOWがワイドモードとなります。それぞれのモードに調光機能を搭載。

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テント内の照明や卓上の光源としても使えるため大変便利です。

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