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夏山登山装備ガイド ①日帰り編

2023/7/5

シーズン到来! 夏山の装備と山域情報をご紹介

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澄み切った青空、木漏れ日が差し込む森、雄大な山々の美しさな景色―。登山は日常と違う充実のひとときを感じることができます。ただし、山を安全・快適に歩くためには十分な準備が必要です。夏山登山の基本的な装備をご紹介します。

この記事は3部構成となっております。
夏山登山装備ガイド ②山小屋泊編はこちら
夏山登山装備ガイド ③テント泊編はこちら

日帰り登山の装備例

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ウエア


汗や雨によって体を濡らしてしまうのは登山ではNG。コットンのTシャツやジーンズは乾きにくく、登山には向いていません。吸水性・速乾性に優れ、動きやすいようストレッチ性を備えた素材を選びましょう。
アウター・ミドル・ベースの3層で構成するレイヤリングに基づいてウエアを選びましょう。

バックパック


日帰り登山なら、防寒着や食料を入れて余裕がある20~30L程度の小~中型パックがおすすめです。大切なのは自分の体格に合ったバックパックを選ぶこと。疲れにくく、より快適に登山を楽しむことができます。

フットウエア


足首や足裏に負担がかかる山歩き。適度な足首周りのサポート力とソールの剛性、防水透湿性を備えた靴を選びましょう。荷物の少ない日帰り登山でもミドルカット以上のモデルが安心です。

【 POINT 】レインウエアは必須アイテム
山の天気は変わりやすいもの。晴れていてもレインウエアは上下セットで必ず持参しましょう。雨で身体を濡らしてしまうと低体温症に陥る危険があります。防水グローブやハットがあれば、雨の中でもより快適に行動できます。
特集レインウエアガイドはこちら

バックパック(23L)に入る装備の例

日帰り登山でも緊急時の備えとしてヘッドランプや救急セット、エマージェンシーシートは必ず携行します。また道迷いを防ぐための地図とコンパスは必須アイテムです。食事の際にバーナーとクッカーがあれば暖かいものを食べることができます。水分、行動食は行動時間と運動量に応じて用意しましょう。

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1.ヘッドランプ 2.サングラス 3.ウィンドシェル 4.レインパンツ 5.レインジャケット 6.バックパック 7.クッション 8.ネックゲーター 9.グローブ 10.マスク 11.ウォーターパック 12.マップケース、地図、コンパス 13.虫よけスプレー、ウェットティッシュ、タオル、ビニール袋 14.フリーズドライ食品 15.バーナー&クッカー(ジェットボイル)、カップ、カトラリー 16.サコッシュ、財布、筆記用具、行動食、サプリメント 17.モバイルバッテリー、乾電池、ホイッスル、ライター、リップクリーム、マルチツールナイフ、日焼け止め 18.携帯トイレキット、ティッシュ 19.手ぬぐい 20.エマージェンシーシート 21.救急セット

夏山登山の注意点

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夏は日も長く、気温も高いので登山に適した季節ですが、夏ならではの注意点があります。

熱中症…気温が高い夏山では、汗をたくさんかくので、熱中症や脱水状態になるリスクが高まります。一度にがぶ飲みせずに、こまめに水分補給することが大切です。行動時間に応じて余裕をもった水分を用意します。
紫外線…夏は日差しが強い上に、紫外線量は標高が1,000m高くなるごとに10%ずつアップするといわれています。帽子やグローブ、アームカバーを着用し、紫外線から肌を守りましょう。
天候の急変…夏山では午後になると積乱雲が発生し、夕立や雷が発生することがあります。天気予報を確認して悪天候が予想される場合は登山を中止しましょう。天候の急変に対応できるようにレインウエアは必ず携行します。

日帰り登山のおすすめウエア

夏は気温が高く、Tシャツ一枚で登れると思うかもしれませんが、山の天気は変わりやすいので風や寒さへの対処も必要です。登り始めは暑くても山頂で風が吹けば冷え込みます。日帰りでも標高が高く気温が低ければフリースなどの防寒着も必要です。登山口から山頂までの気温差や行動中の発汗・体温の上昇を考慮した服装を用意しましょう。

ウエアの基本「レイヤリング」

登山では気象条件がめまぐるしく変化するため、適切なウエア選びが欠かせません。 そこで重要となるのが「レイヤリング」です。レイヤリングとは、ウエアを「アウターレイヤー」「ミドルレイヤー」「ベースレイヤー」の3つの層に分けて、適切に脱ぎ着することで快適な衣服内環境を保つという考え方です。

3つのレイヤーの機能と役割

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アウターレイヤー(防水・防風)
雨風から体を守ります。防水透湿性や耐久性、軽量性など用途に応じた機能を意識して選びましょう。
ミドルレイヤー(保温・通気)
保温性を確保しながら、蒸れを放出しウエア内をドライに保ちます。ただし夏の低山ではミドルレイヤーに保温性は不要です。
ベースレイヤー(吸汗・速乾)
素早く汗を吸水拡散して、汗冷えを防ぎます。

レイヤリングシステムについて

速乾性に優れた化繊のウエアを着用します。上下ともに動きを妨げないストレッチ性が高いものがおすすめ。特にパンツは、足上げしやすく体格に合ったものを選ぶことが大切です。

アウターレイヤー

ミドルレイヤー

ベースレイヤー

パンツ・ショーツ・タイツ

紫外線対策

強い紫外線を浴びる登山では、帽子・サングラスを着用しましょう。日差しを遮るものがない稜線では特に注意が必要です。グローブは手を日焼けやケガから守ります。

帽子(登山用)

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トレッキングサングラス

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トレッキンググローブ

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アームカバー/アームウォーマー

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日帰り登山のおすすめギア

バックパック(日帰り登山)・ポール

日帰り登山には、20~30Lの小~中型パックがおすすめ。軽量モデルや収納力に優れたモデルなど、用途にあわせて選びましょう。雨天時には備え付けの雨用カバーを付け、荷物の濡れを防ぎます。雨用カバーが付いていていない場合は別売のパックカバーを用意しましょう。

フットウエア(日帰り登山)・ポール

荷物が軽い日帰り登山でも登山では足首や足裏に負担がかかります。ソールは柔らかすぎず、ミドルカットで足首の可動域が大きいがおすすめです。軽く、スムーズに歩行することができます。トレッキングポールはバランスが取りやすくなり、足の負担を軽減し安定した歩行をサポートしてくれます。

水分補給アイテム

気温が高い夏山では、汗をたくさんかくので、熱中症や脱水状態になるリスクが高まります。一度にがぶ飲みせずに、こまめに水分補給することが大切です。行動時間に応じて余裕をもった水分を用意します。

保冷・保温ボトル

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優れた保温・保冷効果を備えたボトル

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ウォーターパック

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荷物を降ろさずに行動しながら水分補給ができる

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ハードボトル

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軽量で耐久性に優れたボトル

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ソフトボトル

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コンパクトに折りたためるボトルや、柔らかく手で押せるボトル

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緊急時のために必ず持っていきたい装備

ヘッドランプは日帰りでも必携品。その他、 緊急時に役立つアイテムや携帯トイレなど、バックパックに入れておくと安心です。

ヘッドランプ

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救急用品

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携帯トイレ

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マルチツール

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モバイルバッテリー

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ホイッスル

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その他

財布

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軽量コンパクトでかさ張らず携行しやすい

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クッション

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折り畳んで携行できる座布団は、休憩時に重宝します

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熊鈴

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野生動物に人の存在を知らせるためのアイテムです

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サプリメント/行動食

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登山では、必要な栄養素を最適なタイミングで摂ることが重要です

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タオル/手ぬぐい

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防水ケース

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地図をぬらさずに使用できるマップケース

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ポーチ

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小物を小分けにして携行しやすいアイテムです

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ゴミ袋

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使用済みの携帯トイレや生ゴミなどフィールドで出たゴミを持ち帰るため気密性の高いバッグ

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新型コロナウイルス感染対策

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マスク、アルコール消毒液や除菌タオル、チャック付きのポリ袋などの感染対策グッズを持参しましょう。マスクは予備もあると安心です。
手指の消毒はこまめに行い、鼻をかんだ後のティッシュなどはチャック付きのポリ袋に入れて持ち帰りましょう。

通気性・速乾性に優れた登山におすすめのマスクもご用意しています。
マスク一覧へ

装備チェックリスト

無雪期登山を想定したリストです。対象とする山域、時間、天候により適した装備が異なる場合があります。現地に問い合わせるなど入山前の下調べをおすすめします。 リストのダウンロードはこちらから

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日帰りで行く フレンドエリアおすすめの山

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全国のモンベル・フレンドエリアから、日帰りで登るおすすめの山をご紹介します。モンベルクラブ会員さまなら、全国のフレンドエリア・ショップでお得な優待特典が受けられます!

全国のフレンドエリア&ショップについて
うれしい&おトクがいっぱい! モンベルクラブ

藻琴山 1,000m(北海道)

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阿寒摩周国立公園にある藻琴山は、標高1,000mながら低地帯で見られるミズナラや山地帯で見られるエゾマツ、亜高山帯で見られるハイマツなど多様な植物が群生。山頂からは屈斜路湖が眼下に広がります。
「フレンドタウン 小清水」の優待施設はこちら

森吉山 1,454m (秋田県)

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森吉山は「花の百名山」として知られ、高山植物やブナ原生林、山麓に点在する名瀑など、変化に富んだ自然が魅力です。ゴンドラに乗れば一気に標高1,167m地点まで登ることができ、初心者や子どもでも登山を楽しめます。
「フレンドタウン 北秋田市」の優待施設はこちら

四阿山 2,354m(群馬・長野県)

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日本百名山に数えられる四阿山。群馬県側のパルコール嬬恋スキーリゾートのゴンドラを利用すれば、登り1時間40分のコースタイムで、登ることができ、手軽に高山トレッキングを楽しむことができます。
「フレンドジオパーク 浅間山北麓」の優待施設はこちら

大菩薩嶺 2,056m (山梨県)

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日本百名山である大菩薩嶺(標高2,056m)を日帰りで楽しめます。大菩薩峠からの稜線では、富士山、南アルプス、甲府盆地の壮大な景色が広がります。峠の山小屋付近からは、運が良ければスカイツリーを見ることもできます。
「フレンドタウン 甲州市」の優待施設はこちら

伊吹山 1,377m (滋賀県)

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日本百名山のひとつ、伊吹山は山頂周辺のお花畑が国の天然記念物に指定されており、夏はまさに天空の植物園。古来より薬草の宝庫としても有名です。1合目ではパラグライダーの体験もできます。
「フレンドタウン 米原市 びわ湖・伊吹山」の優待施設はこちら

大山 1,729m(鳥取県)

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西日本最大のブナの原生林と、ダイセンキャラボク群落を抱く斜面をたどって頂上を目指します。頂上からは条件が良ければ北は隠岐島、南は四国の剣山、石鎚山の四国連山といった絶景を見ることができます。
「フレンドエリア 大山・皆生」の優待施設はこちら

安全に夏山を楽しむために

山の天気をつかむ

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ふもとは晴れていても山頂は雨ということもしばしばあります。一般的な天気予報だけでなく、山の気象情報がわかるウェブサイトなどを確認し、ゆとりある計画を立てましょう。

yamaten 山の天気予報
全国330座の山頂天気予報を毎日配信している山岳気象専門サイト。月額330円(税込)でご利用いただけます。
モンベルクラブ会員さまには、課金登録の初回に150ポイントをプレゼント!

安全登山のハウツーを学ぶイベント

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モンベル・アウトドア・チャレンジ(M.O.C.)では、初めての方でも楽しめるツアーを多数開催しています。

夏山に挑戦したい人におすすめ
いざ夏山へ!イベント一覧へ
これから山登りを始めたい人におすすめ
はじめての登山シリーズ一覧へ
安心安全に山歩きを楽しむための実践型の講習会
山歩き講習会一覧へ

安心と一緒に出かけよう、モンベルのアウトドア保険

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保険も登山“装備”のひとつです。安心して登山を楽しむために、行動中の予期せぬ“もしも”に備えて傷害保険に加入しましょう。モンベルのアウトドア保険は、事故によるケガの補償をはじめ、捜索救助費用や他人をケガさせてしまった場合の賠償事故など、さまざまなトラブルに対応します。

出発当日でもOK! 必要なときだけ加入できる
国内旅行傷害保険 短期補償タイプについて
アウトドアから日常生活まで、年間を通じてサポート
傷害総合保険 長期補償タイプについて

山岳雑誌『岳人』月刊・毎月15日発売

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山岳雑誌『岳人』は、毎号テーマを絞り、さまざまな角度から山の魅力をお届けしています。おすすめの登山ルートをはじめ、実用的なハウツーや現地最新情報など、初心者からベテラン登山者まで楽しめる情報が満載です。
山岳雑誌『岳人』はこちら

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