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雪山装備基本ガイド

2020/11/13

白銀の世界に飛び出そう! 雪山での遊び方と基本となる装備をご紹介します

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透きとおる空にきらめく雪面、静かで穏やかな樹林帯と雄大な稜線―。雪山にはそこでしか味わえない素晴らしい景色や体験が待っています。雪山での遊び方と基本となる装備をご紹介します。

遊び方いろいろ! 雪山遊び

はじめてのスノーハイク

スノーシューで雪原を駈ける

冬ならではの自然観察

バックカントリーでスノーシューイング

仲間と一緒に山頂を目指す

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はじめての雪山なら低い山で楽しむスノーハイクがおすすめ。確実な保温対策をすれば、トレッキングポールと軽アイゼンで楽しめます。

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雪の上で沈み込まず、浮かぶように歩けるスノーシュー。冬ならではの自然観察や、動物の足跡探しなども楽しみの一つ。

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アイゼンやピッケルを使用して山頂を目指す、雪山登山。適切な装備と技術が必要ですが、山頂からみる絶景と達成感は格別です。

雪山で気をつけること

使用する装備次第でさまざまな楽しみ方ができる雪山ですが、他のシーズンと比べて山の状況や気象条件が過酷で、それに対応する技術も必要になります。雪山に必要な装備をそろえ、技術を身に付けて、白銀の世界に踏み出しましょう。

天候や山の状況を事前にリサーチ

山の天気は変わりやすく、天候によって行動が大きく左右されます。近郊の低山といえども、急な吹雪でホワイトアウトしたり、雪が深く、思うように行動できない場合もあります。天気予報や、山小屋の発信している情報を事前に確認しましょう。

低体温症と凍傷にならないために

低体温症と凍傷は低温下で引き起こされます。予防にはまず保温が大切。衣服など身につけたものを濡らさないこと、風をシャットアウトすること、肌を露出しないことなどがポイントです。雪山に適したウエアを選びましょう。

基本的な雪山装備
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1.帽子・ヘルメット
凍傷を避けるため、耳まで覆える保温性の高い帽子がおすすめ。滑落や落石の危険がある箇所では、ヘルメットを装着します。

2.アイウエア
アイウエアは眩しさを抑え、紫外線を防ぐための装備。風雪のときはゴーグル、それ以外はサングラスが使いやすいです。

3.ウエア
雪山のウエア選びは夏山登山と同様にレイヤリング(重ね着)を基準に考えます。大きく分けるとアウター・ミドル・ベースレイヤーの3層で構成されます。

4.グローブ
防水のアウターと保温性のあるインナーの組み合わせが一般的。濡れに備えて、予備のグローブも必ず携行しましょう。

5.フットウエア
目的の山に合わせた保温性や機能性を備えた登山靴を選びましょう。窮屈なものは血流が滞りやすく凍傷のリスクが高まります。

6.アイゼン
凍りついた雪面や雪の付いた岩稜など、雪山でのさまざまな状況に対応するため、前爪のある10本爪、12本爪のアイゼンが必要です。

7.バックパック
雪が付着しにくく、ピッケルが装着できるモデルであれば、夏山登山で使っているバックパックを流用できます。テント泊など荷物が多くなる場合は大型のモデルが必要です。

8.ピッケル
斜度のきつい雪面を登る際や滑落停止に使う重要な装備。傾斜が緩いところではトレッキングポールを使います。

9.スパッツ
雪の浸入を防ぎ、保温効果を高めてくれます。アイゼンで引っかけやすい足内側の広範囲をエッジガードでカバーしたモデルがおすすめです。

雪山ウエアの選び方

雪山では状況によって体感温度が大きく変わります。ウエア選びでは異なる機能を持った衣服を重ね着し、天候や運動量に応じて脱ぎ着することで衣服内の環境を快適に保つレイヤリング(重ね着)の考え方が重要です。

ウエアの組み合わせ「レイヤリング」


快適に行動するには、運動量と山域、自分の寒さ耐性を考慮してウエアをレイヤリングし、状況に合わせてこまめに脱ぎ着して、体温調節するようにしましょう。

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レイヤリングはシチュエーションに合わせて調整する

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アウターレイヤー

雨・風・雪などから体を守る。雪山のアウターレイヤーとして開発されているアルパインウエア。過酷で激しく変化する環境に対応するために、優れた素材と高い機能を組み合わせたウエアが求められます。

アルパインウエアの特徴

雪面で滑りにくいアンチグリース・シェル素材

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繊維のねじれがもたらす生地表面の微細なシワが、雪面での滑り止め(アンチグリース)性能を発揮します。

雪や風をブロックし、蒸れを解消

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雪や風の侵入を防ぎ、汗などの水蒸気は外に逃がす防水透湿性素材を使用しています。また、生地表面には耐久撥水加工を施しています。

ミドルレイヤー

保温性を確保しつつ蒸れを逃がす。さまざまなアイテムから選べるミドルレイヤー。防風性と撥水性があり、荒天時以外はアウターとして使えるソフトシェルや、軽くて暖かいフリースもおすすめです。

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防風性に優れ、アウターとしても使えるアクティブ・ウエア

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コンパクトに収納でき、透湿性に優れ、濡れても保温力が落ちにくい

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優れた保温性と適度な通気性で蒸れにくく快適

ソフトシェル

化繊綿ウェア

フリース

ベースレイヤー

汗冷えを防ぎ暖かさを保つ。メリノウールを使ったものは保温性を重視する方におすすめです。吸水拡散性に優れた化繊素材のジオラインは、運動量が多く、汗をかく状況におすすめです。

選べるラインアップ

2種類の素材

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速乾性に優れる化繊素材

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優れた発熱量を誇り保温性に優れる

3種類の厚さ

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休憩時に役立つダウンウエア

雪山では行動中は汗ばむほどに暑くなりますが、休憩時は急激に体感温度が下がります。優れた保温性を持ち、軽量コンパクトになるダウンウエアを保温着として携行するのがおすすめです。

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モンベルのダウンは、一般的なダウンより保温力に優れる高品質なダウンを使用しています。FP(フィルパワー)の数値が高いほど、高品質のダウンです。
世界最高品質「EXダウン」特集

雪山の基本ギア・小物
帽子・グローブ

手や耳などを冷やさないように、グローブや帽子は必ず装着しましょう。雪山登山では、強風から顔全体を守るバラクラバ(目出し帽)もおすすめです。

帽子 / バラクラバ / ネックゲーター

グローブ

ヘルメット

滑落や落石の危険がある箇所では、頭部を守るヘルメットを装着しましょう。

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アイウエア

太陽光の紫外線による目の炎症を防ぐアイウエア。雪山では雪面が太陽光を反射するため必須のアイテムと言えます。風が強い稜線上ではゴーグル、風の弱い状況ではサングラスが使いやすいでしょう。

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バックパック

バックパックの容量は、必要な装備の量に合わせて選びます。雪山に適した機能を備えたモデルを選びましょう。

背面の素材

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雪が付着しにくい、バックパックがメッシュでないモデルがおすすめ。

ピッケルの装着


前面のホルダーにピッケルを装着できます。

フットウェア

雪が入り込まないように防水性があるハイカットの靴を。雪山登山で使用する登山靴は12本爪アイゼンの使用を考慮してソールの硬いものを選びましょう。ソックスも使用する登山靴に合わせて選びます。

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ソックス

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アイゼン

雪山登山で使用する場合は前爪のある12本爪アイゼンがおすすめです。アイゼンと靴には相性があるので、使用する靴に試着してサイズ合わせをしましょう。

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スノーシュー

雪原でのハイキングや、雪深い斜面を登ったりと、さまざまな場面で活躍します。フィールドの特徴やシチュエーションに合わせて選びます。

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スノーシューとアイゼンの使い分けができる「スノーポン」シリーズ

モンベル独自開発の「スノーポン」シリーズは、雪面の状況に応じてスノーシューとアイゼンを即座に変更することができます。起伏に富んだ日本のフィールドに最適です。

スパッツ

フットウェアの上に装着して、雪が靴の中に入るのを防ぎます。アイゼンを使う場合は生地の強度が高いモデルを選びましょう。

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ピッケル・ポール

森林限界以下の山では、雪上歩行でバランスを取るためにトレッキングポールがあると便利。雪山登山では、滑落停止やバランス補助などで活躍するピッケルも使います。

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保温ボトル・バーナー

休憩中に温かい飲み物で体を温めるため、保温ボトルは必ず持って行きましょう。バーナーがあれば雪からお湯を作れます。

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緊急時に役立つ
必ずもっていきたい装備

日没までに下山できなかったときや、怪我をしたときなど緊急時に役立つ装備です。テント泊や山小屋泊はもちろん、日帰り登山でもパックパックに入れておきましょう。

ツエルト

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強風時の休憩や非常時のビバークの備えとして

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ヘッドランプ

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出かける前に電池が切れていないか必ず確認

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ホイッスル

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自分の位置を知らせるのに役立つ

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エマージェンシーシート

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体を外気から守り体温低下を防ぐ

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ファーストエイドキット

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絆創膏や痛み止め、テーピングテープなどを準備

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ナイフ

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多用途に使えわずか17gで軽量コンパクト

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雪崩に備える三種の神器

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雪崩が予想される山域やルートの場合、アバランチ(雪崩)ギアを携行することが推奨されています。いざという時に適切に使えるように、捜索訓練などで使い方を確認しておきましょう。

ビーコン

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電波信号を送受信するギア ※モンベルストアで取り扱いあり

アバランチギア

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雪面にさして埋没者を探す

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スノーショベル

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雪を掘って埋没者を救出

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装備チェックリスト

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日帰りの山行を想定した装備リストです。対象とする山域、時期、天候により、適した装備が異なる場合があります。お近くのモンベルストアでお気軽に相談ください。

PDFファイルはこちら(268KB)

モンベルのアウトドア保険:雪山でのもしもに備える

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万が一の事故のときに発生する費用を補償してくれる山岳保険への加入は、雪山登山の“必須装備”といっても過言ではありません。モンベルではピッケル・アイゼンを使用した本格的な山岳登はん向けに、短期補償型と長期補償型の2種類の保険をご用意しています。
アウトドア保険について

雪山登山の技術を実地で学ぼう!

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M.O.C.(モンベル・アウトドア・チャレンジ)では、雪山登山をより安全に楽しむために、最も重要なピッケルワークとアイゼンワークなどの技術を習得できる講習会を開催しています。
公認山岳ガイドが指導する登山技術実践講習会はこちら

講習会以外にも雪山登山を安全に楽しむためのおすすめイベントが盛りだくさん! はじめての雪山は、ぜひ安心のガイドツアーでお楽しみください。
M.O.C.の雪山イベント一覧はこちら

監修 山岳雑誌『岳人』

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山の魅力や楽しさ、そこで生まれた文化をより深く掘り下げてお伝えする、山岳雑誌『岳人』。美しい写真や一歩踏み込んだルポが好評の特集や、知的好奇心を満足させる連載、役立つ登山情報などが満載です。
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